[カギ] スポーツランドSUGOで第54回MFJ-GPモトクロス大会 全日本モトクロス選手権シリーズ第9戦を観戦した #ヤマハバイク

平田優選手のカッコイイ走りを上手く切り取ることが出来た

ツインリンクもてぎサーキットで観戦したロードレースに続いて今度はモトクロスレース観戦のお誘いがあった。ヤマハ発動機の広報の方から招待いただき、全日本モトクロス選手権シリーズ 第9戦が開催されたスポーツランドSUGOに行ってきた。

このスポーツランドSUGOはヤマハ発動機100%出資の関連会社(株式会社 菅生)によって運営されている総合モータースポーツ施設。宮城県柴田郡にあり、仙台駅から車で50分の所に位置する。


第54回MFJ-GPモトクロス大会 全日本モトクロス選手権シリーズ第9戦|観戦レース|スポーツランドSUGO
きたぜ、仙台

きたぜ、仙台

全日本モトクロス選手権

全日本モトクロス選手権は国内トップクラスのモトクロスレースであり、IA1、IA2、IB、レディースの4クラスで開催される。〝モトクロス〟についてはヤマハ発動機のレース用語集がとてもわかり易く説明してくれている。

レース用語集 – バイク レース, MotoGP, モトGP | ヤマハ発動機株式会社

以下のリンクを見ると、この用語集の説明にある〝IB2〟は2015年に廃止され、〝IBオープン〟のみとなっている模様(つまり、国内では「IA1」「IA2」「IB(オープン)」「レディース」の4クラスのレースが全日本選手権で行われている)。

全日本モトクロス選手権 IA | バイク レース, MotoGP, モトGP | ヤマハ発動機株式会社

因みにこのモトクロスレース、海外では野球場にコースを作って開催されるものもあるとか。観客席とかあるし、見え易くていいね。過去にも日本では主要な球場で開催されたこともあるというお話を聞いた。

国内のモトクロスレースをわかり易く図解した資料で説明を受けた

国内のモトクロスレースをわかり易く図解した資料で説明を受けた

今回もレース観戦の前にモトクロス基礎知識講座を開き、基本的な情報をレクチャーしていただいた。

一日の流れを説明してくださるヤマハ発動機広報の方

一日の流れを説明してくださるヤマハ発動機広報の方

この岩崎さんは加藤さんと共によっぴーさんの記事に出てたから「この人見たことある!」な人になってしまった感がある。正直、この記事も面白かった。


「YAMAHAのコピペ」ってどこまで本当なの? ヤマハ本社に聞いてきた | i:Engineer(アイエンジニア)
バスの中、現地のスポーツランドSUGOで講座を開いていただいたヤマハ発動機レース広報担当

バスの中、現地のスポーツランドSUGOで講座を開いていただいたヤマハ発動機レース広報担当

「ヤマハ発動機の広報」と「レース広報」と役割分担があるみたい。前回のロードレースの際もだったけど、レース広報の堀江さんのお話は細かすぎる話がたくさん散りばめられているので大好き。イベント中に想定外のpostがTwitterのTLに流れたときは大体、堀江さんの話だと思っても良い(誉めてる)。

今回も観戦グッズをプレゼントしていただき、ヤマハブルーをまとって応援

今回も観戦グッズをプレゼントしていただき、ヤマハブルーをまとって応援

自前のキャップを持ってきている人も(何かのイベントで貰ったんだって!カッコイイ!)

自前のキャップを持ってきている人も(何かのイベントで貰ったんだって!カッコイイ!)

モトクロスレースのルール

ロードレースでは一定の周回数をどれだけ早く(短い時間で)走りきるか?でタイムが競われていた。今回のモトクロスでは決まった時間内にどれだけ多く周回を重ね、最初にチェッカーを受けたか?を競う、とのこと。

全日本選手権(IB/IAクラス)ではAM/PMの2回、決勝レースが行われる(ヒート1、ヒート2と呼ばれていた)。両ヒートの獲得したポイント合計でその回の順位が決まる。

モトクロスではロードレースのように前後に別れたポジションからではなく、横一線に並んでスタートする。予選のレースを行い、そのポイントが高い順に好きなスタート位置を選択していくらしい。選手によって外側/内側、最初のカーブへの角度など好みがあるみたい。なお、一度決めたスタート位置をヒート1のレース後に変更してヒート2のレースをすることはできない。

モトクロスレースは横一線に並んでスタートする

モトクロスレースは横一線に並んでスタートする

スポーツランドSUGO

今回の全日本モトクロス選手権が開催されたスポーツランドSUGOについて。宮城県にある国際レーシングコース。〝菅生〟でSUGO(スゴー)。

インフォメーション|スポーツランドSUGO

前回、ロードレースを観戦したのはツインリンクもてぎサーキット。ホンダ(本田技研)の系列会社だった。今回のスポーツランドSUGOはヤマハ発動機出資100%の企業により運営されている。

[カギ] 全日本ロードレース選手権観戦ツアー@ツインリンクもてぎサーキットに参加してきた | カギログ
この後、株式会社 菅生のご担当によるツアーが行われた

この後、株式会社 菅生のご担当によるツアーが行われた

国内の自動二輪車レースでは大きく〝ロードレース〟〝モトクロス〟〝トライアル〟の3つがあるが、大体どこの会場も一つか二つの競技用コースがある。その点、スポーツランドSUGOはこの3つの競技コース一つに集まる珍しい施設(前述のツインリンクもてぎにはロード、トライアルのコースがしかない)。

トライアルについて

これもオフロードなレースだけど、周回数や速さを競うものではなく、アクロバティックなコースを脚をつくことなく、どれだけ減点なく走行できるかを競うレース。こちらもヤマハ発動機のページでわかり易く説明してあった。


全日本トライアル選手権 IAスーパー | バイク レース, MotoGP, モトGP | ヤマハ発動機株式会社

スポーツランドSUGOなら国際舞台で戦う日本人ライダーの全ての競技の走りを見ることができる、という感覚か。

コントロールタワーの見学

到着、基礎知識講座の後、コントロールタワーを見学した。主にロードレースの設備で説明を受ける。

VIP ROOM、管制室、時計室、屋上まで見せていただいた

VIP ROOM、管制室、時計室、屋上まで見せていただいた

この日のロードコースでは二輪車のイベントが行われていた。もちろん四輪車のレースも行われる。

最初にザックリとした施設説明を受けた

最初にザックリとした施設説明を受けた

実際のものを見ながらなので理解しやすかった

実際のものを見ながらなので理解しやすかった

管制室

管制室ではトラブルの対応、ルール違反判定などを総合的にこなす。精密機械がおおくあるので土足禁止だそう。

ずらっとディスプレイが並ぶ管制室

ずらっとディスプレイが並ぶ管制室

普段は見ることのできない設備。

コース内のカメラ位置などを示した図

コース内のカメラ位置などを示した図

スタッフのディスプレイに必要な情報を映し出してオペレーションを行う

スタッフのディスプレイに必要な情報を映し出してオペレーションを行う

全体の状況を鑑みた指示が表示される信号の監視盤

全体の状況を鑑みた指示が表示される信号の監視盤

判定映像用のディスプレイに映し出されたズームされた映像

判定映像用のディスプレイに映し出されたズームされた映像

違反を犯したライダーがここに呼び出されて注意を受ける場所でもあるらしいから、ライダーからすると行きたくない場所なのかも。

時計室

管制室の一つ上の階にレコード管理をする時計室があった。基本的には、以前にゴーカートに乗ったときにあったようなGPSを車体に取り付け、タイムは測定される。

[カギ] ヤマハ発動機 レーシングカート体験&楽器工場見学ツアーに参加してきた #ヤマハカート | カギログ
このサイズの受信機を取り付けレースを行うことで正確なタイムが記録される

このサイズの受信機を取り付けレースを行うことで正確なタイムが記録される

なお、ゴールが僅差の場合は写真で判定する。大体は1/1,000秒単位での写真判定がなされるので難しいことは無い。

1/1,000秒撮影の写真でさえ微妙なときは人の眼で判定

1/1,000秒撮影の写真でさえ微妙なときは人の眼で判定

しかし、上記写真の様に本当に微妙なときがある。そういった際はアナログ的に定規で測定をして判断されるらしい。

その後、屋上からサーキット全体を見渡せる屋上に行き、コントロールタワーの見学ツアーは終了。サーキット内で昼食を取り、モトクロスレース観戦会場に向かった。

コントロールタワー屋上からみえるサーキットのゲート

コントロールタワー屋上からみえるサーキットのゲート

モトクロスレース観戦

早速、レーシングコースからバスに乗って数分移動し、スポーツランドSUGOのインターナショナルモトクロスコースに移動。


インフォメーション|スポーツランドSUGO
ぶわっと開けた山の上にインターナショナルモトクロスコースはあった

ぶわっと開けた山の上にインターナショナルモトクロスコースはあった

上記写真はコース詳細のリンク先ページに有る〝スタンド〟の位置から中腹にある〝観客席〟の方を見て撮った写真。

一列に並んだスタート台にはまだ誰もいない状態

一列に並んだスタート台にはまだ誰もいない状態

このスタート台は図内〝スタンド〟の下側にある四角いスペースに用意されている。

撮影した位置について

撮影した位置について

レディースレースの観戦

スケジュールからするとレディースモトクロスのレースを観戦するタイミング。安原さや選手がゼッケン#1を付けて準備しているのが見えた。

写真右から二人目白地にピンクのラインの入ったウェアが安原選手

写真右から二人目白地にピンクのラインの入ったウェアが安原選手


Motocross Rider Profile – バイク スクーター | ヤマハ発動機株式会社
このリンクでゼッケンが〝#2〟なのは去年の情報だからかな?
スタートの瞬間、前輪が浮く勢いで飛び出す(右から二人目が安原さや選手)

スタートの瞬間、前輪が浮く勢いで飛び出す(右から二人目が安原さや選手)

一気に行かないと登り切れない〝大坂〟を登るライダー達

一気に行かないと登り切れない〝大坂〟を登るライダー達

コース最初にある〝大坂〟をどんどん上っていくライダー達。安原さや選手は1週目こそチェッカーすぐにある電光掲示板に表示されない10位くらいだったが、周を追う毎に6位、5位、4位と順位を上げていく。

4位でチェッカーを通過する安原さや選手

4位でチェッカーを通過する安原さや選手

レディースのレースは15分ということであってもあっと言う間。何度も安原さや選手を目で追って、慣れてきたと思ったら終わってた、という感じ。

結果4位でレースを終えた安原さや選手。最終的な今年度のランキングも4位となった。昨年度のランキング1位からすると後退だが、年間ランキング4位というのは素晴らしい記録。まだまだ若くて伸びしろも大きいので周囲からの期待が集まる。来シーズンも注目できる選手。

ピットの見学

レディースレース後、IA2のレース中にチームのピットを見学した。

浜松からヤマハチームのトラックが来ている

浜松からヤマハチームのトラックが来ている

チームの予定が掲示されている

チームの予定が掲示されている

生身の人間がレースを行うため、マシンの性能だけが結果に結びつく、ということではない。ピット内の全員がチームとしてライダーを支え、それに答えるべく精一杯のライディングをするライダー。そういった結束がピットでの動きから感じることができた。

平田選手(#99)が乗るマシン

平田選手(#99)が乗るマシン

残念ながら三原拓也選手は欠場となってしまったため、IA1のレースでは平田優選手のこの#99のマシンだけを追っかけて応援した。

三原 拓也 | ライダー詳細 | モトクロ男子
平田 優 | ライダー詳細 | モトクロ男子

因みに平田選手が乗るマシンはYZ450F。


YZ450F – バイク スクーター | ヤマハ発動機株式会社

欧州の公式や海外のバイクマガジンのレビューでもその映像を見ることができる。

Yamaha Motor Europe

Motorcycle USA

ヤマハ発動機の方から説明を受ける

ヤマハ発動機の方から説明を受ける

説明を聞く参加者

説明を聞く参加者

今回も全身ヤマハブルーのメンバで応援する

今回も全身ヤマハブルーのメンバで応援する

全日本モトクロス選手権シリーズ第9戦 IA1 ヒート2観戦

先ほど観戦していたスタンド横でコースを渡り、反対側のブラボースタンドまで移動して観ることになった。レース中のマシンに最も近く、最もエキサイティングな観戦ができる、という事で案内を受けた。

ブラボースタンドからの景色

ブラボースタンドからの景色

各社のマシンは基本的にカラーが決まっている。ホンダは赤、スズキは黄色、カワサキは緑といった感じ(ヤマハはもちろんヤマハブルーの青)。以下、なるべく似たような位置や格好の写真を選んでみた。

これはホンダのマシン(馬場大貴選手)

これはホンダのマシン(馬場大貴選手)

緑のマシンはカワサキ(写真はK.R.T.の田中教世選手)

緑のマシンはカワサキ(写真はK.R.T.の田中教世選手)

黄色なのでスズキのマシン(Team SUZUKI小島庸平選手)

黄色なのでスズキのマシン(Team SUZUKI小島庸平選手)

ヤマハチームの選手は自身やそのスポンサーによるウェアを着るため、遠くからではどの選手なのか判断しにくい(マシンの色とゼッケンくらい)。

ヤマハ発動機レース広報の方でも当日どんなウェアを着ているかわからなかったりするみたい。

YAMAHA FACTORY RACING TEAMの平田優選手

YAMAHA FACTORY RACING TEAMの平田優選手

ゼッケン#99が応援する平田優選手。序盤こそは7番手だったものの、すぐに相手の隙を見てグイグイと追い抜き、2位の位置に。

こんなに近くで見ることができる

こんなに近くで見ることができる

モトクロスのレースで興味深いのは同じコースの同じ位置でも地面の状況によって同じ走りが容易ではないこと。前に走ったマシンによって凹凸が変わり、着地した際の感触も異なる。

同じ位置でもジャンプ時にこんなに身体が傾くことも

同じ位置でもジャンプ時にこんなに身体が傾くことも

安定した走りを見せている平田優選手でさえも毎回コース取りや加速ポイントが異なる。コースの状態を見つつその瞬間瞬間で微調整をしているようだった。

同じ位置でも大きく飛んでしまうこともある

同じ位置でも大きく飛んでしまうこともある

(スピードのロスがない)適切なアクセルワークで走り切れることの方が少ない

(スピードのロスがない)適切なアクセルワークで走り切れることの方が少ない

ものすごい勢いで突っ込んできたかとおもうと傾斜に乗って車体が浮いてしまう。そういう所を間近で見られるブラボースタンドはとても迫力のある観戦席。

何も知らない素人ながら、平田優選手の走りで感心したのは着地の位置とその時の体勢。着地後の再加速をどれだけスムーズに、効果的に行うことができるか?を見極めているようだった。

どんなにジャンプ時に体勢が崩れても次を見据えた着地をしている

どんなにジャンプ時に体勢が崩れても次を見据えた着地をしている

加速が落ちてしまうから大きなジャンプは速度維持的に良くないらしいが、やはり派手さがあるので見ていて楽しい。

こんなに近い位置で2台がジャンプ

こんなに近い位置で2台がジャンプ

結果、ヒート2の平田優選手の順位は2位。これのより2016年シーズンの最終ランキングは5位となった。確実に順位を上げていき、他を大きく離してもラップタイムを崩すことのない安定したライディングで30分走り切る平田優選手。引き続き来年も良いレースをしてくれそう。

スタートから1位を走るCole Seely選手(Team Honda HRC)

スタートから1位を走るCole Seely選手(Team Honda HRC)

この日で一番上手に撮影できたのはこの一枚。とどめ過ぎな感じだけど、ダートが飛び散って雰囲気良く撮れた。

平田優選手のカッコイイ走りを上手く切り取ることが出来た

平田優選手のカッコイイ走りを上手く切り取ることが出来た

この時期の夕方に近い午後にこれだけ晴れていると濃い目のマシンやウェアが映える。

他の選手だとこの一枚(写真はまたまたK.R.T.の田中教世選手だ)

他の選手だとこの一枚(写真はまたまたK.R.T.の田中教世選手だ)

ブラボースタンドで観戦しつつ、写真を撮っている横で三脚に載せたスマフォでタイムラプスに挑戦してみた。広い空間でモトクロスレースが行われていることがわかる。

詳しいレポートが公式に。


全日本モトクロス:写真&レポート

観戦後のピット見学

みんなでピットに戻ってレースを終えた選手に会うことが出来た。

笑顔でファンと談笑する平田優選手

笑顔でファンと談笑する平田優選手

観戦ツアーの参加者も帽子にサインをいただいていた

観戦ツアーの参加者も帽子にサインをいただいていた

小さなファンにサインしてる渡辺祐介選手

小さなファンにサインしてる渡辺祐介選手

渡辺選手は当日のIA2のレースで両ヒートとも2位という結果。総合も2位で、シーズンの最終ランキングが3位。来シーズンも期待ができる活躍。菅生出身と言うことで応援に来ている人が多かったように思える。※菅生出身って聞いた気がしたけど福島出身だそうです。でも、ピットの渡辺選手を訪問しに来てた人は沢山だった。

最後にステージの上で渡辺祐介選手と一緒に写真を撮っていただいた。

折角なので一緒に写真を撮ってもらうツアー参加者

折角なので一緒に写真を撮ってもらうツアー参加者

まだ20歳と言うことで初々しい

まだ20歳と言うことで初々しい


今回もこれまで得たことのなかった体験をさせて貰った。こんなに間近でプロの走りを見られるのはとても新鮮。ここまで来たらトライアル選手権や世界選手権のレースも見たくなる。

思ったより身近にレースが行われていることがわかったので詳しい人につれて行ってもらってガッツリレース三昧するのも良いかもしれない。

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