[カギ] 組み合わせてつくるアルカスイス互換雲台のクリップマウント

テーブルなんかにカメラを固定できる

GoPro社のHERO6、SONY社のFDR-X3000などのアクションカムでよく見かける机や柱を挟んで留めておけるクリップマウントが羨ましい。一眼カメラ用、コンデジ用に探してみたけど良さそうなものが見つからなかったので組み合わせてつくってみた。

おすすめはGoPro社製アクションカムのオプションクリップマウントにアルカスイス互換のクイックシューが取り付けられる雲台を組み合わせたもの。


GoPro Jaws: フレックス クランプ カメラ マウント

「(アクションカムではない)カメラ用」で検索するとシッカリとした鉄製のものや万力が出てくる。重いカメラをホールドするので仕方無いのだけど嵩張るし大きい。諦めてプラスチック製で軽いGoPro Jaws フレックス クランプ カメラ マウントをベースに組み合わせでつくってみたら悪くなかった。

GoPro Jaws: フレックス クランプ カメラ マウント

Web上ではクリップ側よりもフレキシブルアーム(グースネックと呼ばれるらしい)の使い勝手が良いと評判のこの製品なのだけど、自分にはグースネックアームの部分が嵩張るネタになってしまうのでそれは取り外して使う。


GoPro Jaws: フレックス クランプ カメラ マウント

変換の組み合わせを探すのが大変

このクリップの唯一の難点がアクションカム特有のクイックリリースバックルになっているところ。この部分が1/4インチ、若しくは3/8インチのねじ穴(オス)になってくれたら良いのに。

クリップ側にクイックリリースのメスが付いている

クリップ側にクイックリリースのメスが付いている

色々探してもこのクイックリリースバックル(オス)にはジョイントの付いたものしか見つからない。

こういったジョイントを組み合わせてねじで横から留める形状

こういったジョイントを組み合わせてねじで横から留める形状

このジョイント形状のことを〝GoProマウント〟と呼んでるところもあるのだけど、正しい名前はわからない。

汎用的な1/4インチねじにするためには、この〝GoProマウント〟のオスと1/4インチねじになっているパーツをその更に上に組み合わせるしかない。

このパーツを間にかまして雲台を取り付けられるようになる

このパーツを間にかまして雲台を取り付けられるようになる

この1/4インチねじまで変換をすれば後は手持ちの小さな雲台を取り付けるだけに。最初に思いついたのがVelbonのQHD-21。

元々スマートフォン用に購入したもの

元々スマートフォン用に購入したもの


ベルボン株式会社 QHD-21

サイズが小さいから選んだのだけど積載質量が小さすぎた。本体は46gで軽くて良い。しかし、推奨積載質量が0.6kg(600g)とレンズの付いていないカメラ(α7Siiは627g)だけで積載質量マックスになってしまうので使えないことに(スマートフォンやコンデジならイケるか)。

SLIK社のSBH-180 DS

そんなときに見つけたのがSLIK社のSBH-180 DS。SLIK社の三脚の中でもエアリーと呼ばれるトラベル三脚シリーズに搭載されている雲台の単体品。


SBH-180 DS – スリック株式会社

180gの小さな雲台で最大搭載質量が3.0kg。説明にもある様に〝ボールの精度が高いため、軽い力でしっかり固定〟できる。ジッツォの三脚のツイストロックみたいに少ない回転で動かせ、ギッチギチに締めなくてもキチンと止まる。

クイックシューはアルカスイス互換

クイックシューはアルカスイス互換

そして、アルカスイス互換なのでPeakDesignのプレートをそのまま取り付けることができるのも嬉しい。

SBH-180DSの注意点

今回のクリップクランプとしての組み合わせでは問題にならないのだけど、三脚に取り付けて使う場合に注意が必要なことが。

それは三脚や一脚と接続する部分が1/4インチねじになっていること。

エアリーシリーズのような小さくすることを目的とした三脚用なので小さいサイズのインチねじになってしまうのは仕方無いことなんだろうけど、ウッカリ見落としてしまいがち。1/4⇔3/8変換ネジを間にかまして不格好になってしまわないように手持ちの機材を確認しておきたい。

SBH-180DSは下の部分が1/4インチねじになっている

SBH-180DSは下の部分が1/4インチねじになっている

テーブル三脚などの小さなモノは標準が1/4インチねじのことが多い。(1/4⇔3/8アダプタ無く)そのまま取り付けて使えるので便利。自分はFEISOL社のMini Tripod TT-15 Mark 2との組み合わせでテーブル三脚として使えてる。


FEISOL Mini Tripod TT-15 Mark 2

JOBY社のAction Adapter Kit

搭載質量を大きくしたい場合、GoProマウントの部分がネックになる。

GoPro Jaws: フレックス クランプ カメラ マウントには搭載質量の記述がないけど、SBH-180DSの搭載質量である3.0kgかそれに近い位は載せられるようにしたいと考えたらクイックリリースクランプ&GOProマウントと変換していく部分が貧弱。カメラを載せたらお辞儀をしちゃう。

カメラ
アルカスイス互換のプレート
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SBH-180DS雲台
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1/4インチねじ(オス)
GoProマウント(オス)
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GoProマウント(メス)
クイックリリースバックル(オス)
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クイックリリースバックル(メス)
GoPro Jaws: フレックス クランプ

そこで更に探したらクイックリリースクランプのオスに直接1/4インチねじ(メス)が付いている製品があった。それがAction Adapter Kitの〝クイックリリースバックル〟というパーツ。


Modular GoPro/Action Video Adapters | JOBY.com

Action Adapter Kit自体はアクションカム用の便利なアダプターのセット。この中の〝クイックリリースバックル〟というパーツを使う。

Action Adapter Kitのクイックリリースバックル

Action Adapter Kitのクイックリリースバックル

このクイックリリースはGoPro Jaws: フレックス クランプ カメラ マウントに接続ができる

こんな風にGoPro Jaws: フレックス クランプ カメラ マウントに1/4インチねじ(メス)が付けられる

こんな風にGoPro Jaws: フレックス クランプ カメラ マウントに1/4インチねじ(メス)が付けられる

もう一つ〝オス/オスアダプター〟を使って雲台を接続する。

Action Adapter Kitのオス/オスアダプター

Action Adapter Kitのオス/オスアダプター

SmallRig社の1/4″ Double End Stud 828のようなサイズが小さいものでも良い。


SmallRig 1/4″ Double End Stud 828 – SmallRig

Action Adapter Kitのオス/オスアダプターでは片方のねじの長さを調節できる。ねじの長さを調整できるということは、ねじを締めきった時の向きを調整できるということ。ねじで取り付ける際に通常ネジは回転させて止まったところの向きでしか使えないのだけど、このオス/オスアダプターはネジの土台を回転でせり出したり引っ込めたりできる。

写真の右下側のネジの長さを調節できる

写真の右下側のネジの長さを調節できる

例えば二つのクランプを平行に接続したいのに、ねじの最後まで回すと90度のずれが生じる時とかに便利。

そのままで最後までクルクル回すと向きがずれるとき

そのままで最後までクルクル回すと向きがずれるとき

止めたい方向の位置まで回転して繋げたら、土台部分を接続物側に寄せていき、固定する。写真上ではオス/オスアダプターの真ん中に窪みが出来ているけど、この分グレーのクランプ側のネジが短くなってクレーのクランプをブラックのクランプと同じ向きでとめることができる。

写真左上側の止まる位置を調節している

写真左上側の止まる位置を調節している

JOBY社のHub Adapter

接続する向きを90度変えたい時にシッカリとしたつくりのHub Adapterも揃えたい。


GoPro/Action Video Camera, Tripod and Accessory Mount Adapter

1/4インチねじを受けて90度別方向の1/4インチねじ(オス)に渡すことができる。

アルミ製のシッカリとしたつくりのJOBY社Hub Adapter

アルミ製のシッカリとしたつくりのJOBY社Hub Adapter

これもオスねじのは反対のダイヤルを回して向きを指定したまま固定ができるのでセッティングがし易い。

1/4インチねじ(オス)の反対側にはダイヤルツマミがある

1/4インチねじ(オス)の反対側にはダイヤルツマミがある

ボク式雲台付きクリップマウント完成

これらの組み合わせでSONY社α7Siiを維持できるクリップマウントができ上がった。

テーブルなんかにカメラを固定できる

テーブルなんかにカメラを固定できる

JOBY社Hub Adapterを使えばカメラを縦向きにもできるし、クリップを縦にした場合にカメラを横向きにすることもできる。

パーティションなどの上にクリップ止めしたイメージ(写真を回転しました)

パーティションなどの上にクリップ止めしたイメージ(写真を回転しました)


これで重い三脚を持ち歩いたり、使用する際にセッティングに時間がかかったり…ということから開放されて楽しく撮影することを優先できそう。

もちろん、高画素のカメラとか長時間露光とか実際の三脚みたいにシッカリ使うことはイメージしていないので人によって使えないだろうけど自分にはこのレベルで十分。

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