[カギ] 新しいイベント、新しい場を創ろうとしている人たちが、 互いに学び、体感し、交流するためのイベント「Event Festival Tokyo 2013」に参加してきた

風船下の針金でメッセージカードの交換

「ユーザー参加型」のイベントやコンテンツがあふれている。ソーシャルメディアでつながって、小さな物では朝活だったり、TEDや六本木アートナイトなど大規模な物まで。目にする機会が増えると参加してみようかな?と思うけどちょっと躊躇する。

Androidのイベントやブロガーイベント、友達とのフォトウォークなどもそういったイベントと大きく違わない。イベントの数だけそれを立ち上げ、実行しようとする人がいる。そんな人達が学び、体感し、交流するイベントと言うことで興味が湧き、応募したところブロガーとしてのプレス枠に招待を受けることが出来たので参加してみた。


概要 | Event Festival Tokyo 2013

最初にこのイベントを一言で表すと「イベントを開くときに必要になるノウハウやコツを共有してより質の高いものを目指すお祭り」。

TEDxTokyoや六本木アートナイトの様な成功事例から学ぶ物は多い。


www.tedxtokyo.com


六本木アートナイト Roppongi Art Night | 2013年3月23日(土)10 時から3月24日(日)18時まで一夜限りのアートイベントが六本木で開催。

Event Festival Tokyo 2013の会場はスタジアムプレイス青山

Event Festival Tokyo 2013の会場はスタジアムプレイス青山

受付でプログラムとアイランドチルウォーターをいただいた

受付でプログラムとアイランドチルウォーターをいただいた

手に巻くタイプのタグ

手に巻くタイプのタグ

参加できた5セッション

  • Vision Talk 5 Yum! Yam! SOUL SOUP KITCHEN 西田 誠治
  • Vision Talk 2 TEDxTokyo Patrick Newell
  • 知識が生まれる場の作り方 庄司 昌彦
  • はじめましてから場をあたためる、アイスブレイクの方法 中川 綾
  • 「クチコミ」が重要視される時代の企業イベントについて 増田 光俊

Vision Talk 5 Yum! Yam! SOUL SOUP KITCHEN 西田誠治

Vision Talk 5 Yum! Yam! SOUL SOUP KITCHEN 西田誠治 [Vision Talk 11:00-11:30] | Event Festival Tokyo 2013

特定非営利活動法人Yum! Yam! SOUL SOUP KITCHEN 代表理事 西田誠治さん

特定非営利活動法人Yum! Yam! SOUL SOUP KITCHEN 代表理事 西田誠治さん

苦労された事を楽しいお話しにして紹介された

苦労された事を楽しいお話しにして紹介された

携帯でメモを撮りつつ撮影も

携帯でメモを撮りつつ撮影も

紙でメモを取りながら必要なスライドは写真に撮る参加者の姿が多く見受けられた

紙でメモを取りながら必要なスライドは写真に撮る参加者の姿が多く見受けられた

Yum! Yam! SOUL SOUP KITCHENは全国各地で開催しながらもリピーターの多いイベント。特産の食材をキーにして各地を周り、タイ料理にアレンジする、というシンプルな物。

「都道府県(地域)」×「特産品」×「料理の種類」で無限大の組み合わせを生み出す発想は面白く、それに共感する人が多いことから題材としてのイベント性の高さは一級品。

Yum! Yam! SOUL SOUP KITCHEN

Vision Talk 2 TEDxTokyo Patrick Newell

Vision Talk 2 TEDxTokyo Patrick Newell [Vision Talk 11:00-11:30] | Event Festival Tokyo 2013

TEDx Tokyoのパトリックニュウェルさん

TEDx Tokyoのパトリックニュウェルさん

日本語の「縁がある」は素晴らしい、と話すパトリックさん

日本語の「縁がある」は素晴らしい、と話すパトリックさん

良いアイデアをもたらす想定外同士の新しい組み合わせであり「居酒屋と東急ハンズは素晴らしい」との事。パトリック氏からすると居酒屋のメニューは思いも寄らなかった組み合わせが多く、東急ハンズのアイデアにあふれ、多種多様な商品の集合市場は脳を刺激される場所になる。

TEDxでは良いアイデア”だけ”があっても上手く伝えられないと賞賛される物にはならない。上手く伝える方法は「自分自身が楽しむ」こと。

www.tedxtokyo.com

知識が生まれる場の作り方 庄司 昌彦

知識が生まれる場の作り方 庄司 昌彦/GLOCOM、Open Knowledge Foundation Japan [Learinig 13:30-14:15] | Event Festival Tokyo 2013

Open Knowledge Foundation Japanの庄司昌彦さん

Open Knowledge Foundation Japanの庄司昌彦さん

実現方法の低価格化で企業から個人へ主役が拡大した

実現方法の低価格化で企業から個人へ主役が拡大した

セッションは暖かな光の入る会場で講義形式

セッションは暖かな光の入る会場で講義形式

Open Knowledge Foundation Japan(オープンナレッジファウンデーションジャパン)の庄司さんは「税金はどこへ行った?」(年収を入力することで納めた税金くらしにどのぐらい使われているのかを直感的に把握できるサイト「Where Does My Money Go?」の地方都市版)を展開された。

「税金はどこへ行った?」はどこへ行く? 各地に広がるオープンデータ活用:オープンデータ情報ポータル


Welcome – Where Does My Money Go?

「知識が生まれる場」について事例やその効果などが主に紹介された。イベントを開くキッカケは知識の発掘や創造であり、知識の概念を体系的に捕らえることは重要。また、昨今の新しい動きやその背景を知ることができるセッションだった。

最初にSNSと地域活性化についてお話しをされた際「(当初の)日本のSNS=日記の共有」という構図に触れられた。早い段階から成功している海外では将来の予定を共有する(パリでの事例)。開催予定のイベントの情報を知ることで参加を促せる。結果、活動結果の共有も増えるという良いスパイラルが発生していた。

また(ファシリテーターが必須であり、その品質次第で結果を大きく左右するが)海外でのフューチャーセンターでのフューチャーセッションにおける参加者の満足度の向上による品質の向上が図られた実績も紹介された。これまでは(古くは講義形式な物)知識を与え、実体験と絡めて満足度の高い品質の高いものにし、次のアクションにつながる高揚感を与えて終わりだった。しかしそこで発生した高揚感をモチベーションに、成果物に繋げる動きとして紹介されたのがハッカソン。事例としてアメリカ政府による「We The People 2.0 Hackathon」があげられた。

フューチャーセンター – Wikipedia
“フューチャーセンターとは、企業、政府、自治体などの組織が中長期的な課題の解決を目指し、様々な関係者を幅広く集め、対話を通じて新たなアイデアや問題の解決手段を見つけ出し、相互協力の下で実践するために設けられる施設である。”

米国政府、オンライン請願プラットフォーム「We The People 2.0」へ向けたハッカソンの開催を発表 | オープンデータとオープンガバメントを推進する Open Knowledge Foundation Japan

Announcing We the People 2.0 and a White House Hackathon | The White House
※ホワイトハウスblogでのエントリー

「知識」がどういった所で生まれやすく、どういった過程で成熟していくのかを知るにはとても興味深い。イベントは知の集結であり、更にそれを深める目的を持つ。「イベントはどうやって始めるの?どんな準備が必要?」「どんなイベントがあるの?どんなキッカケをどうイベントに具現化するの?」「どんなTIPSがあるの?」に触れる場所としての本Event Festival Tokyo 2013を深く理解するために「知の根本」を知ることが出来るセッションだった。

Open Knowledge Foundation – オープンナレッジファウンデーションジャパン

はじめましてから場をあたためる、アイスブレイクの方法 中川 綾

はじめましてから場をあたためる、アイスブレイクの方法 中川 綾 [MainA 15:00-15:30] | Event Festival Tokyo 2013

イベントに限らず、アウトプットを品質の良い物にする為に参加者には最大の力を発揮してもらいたい。イベントなどでの普段とは異なる環境では緊張したり、萎縮したり、何かを推し進めていくチームではお互いの意思疎通がキチンと出来なかったりしてしまいがち。それを解きほぐしてコミュニケーションを促進する方法やその意味についてのセッション。

株式会社アソビジ代表取締役 中川綾さん

株式会社アソビジ代表取締役 中川綾さん

アイスブレイクが必要なタイミング

アイスブレイクが必要なタイミング

物事を達成するチームではお互いが知り合った後、信頼関係を構築し、混乱期を経て初めてまとまり、何かに到達する。イベントのワークショップなどでは短い時間の為、まずは形成期、つまりコミュニケーションを必要とする時期がとても重要。そのコミュニケーションを促進するアイスブレイクの目的や意図を学んだ。

実はこのセッションの直前に「アイスブレイク」という時間で中川さん所属のアソビジ社員によって本イベント参加者はレクレーションを体験済み。

本Event Festival Tokyo2013の参加者がそれぞれのイベントに持ち帰り、自分自身のイベントに来た人々の緊張を解きほぐし、より達成感のある成果物に繋げる第一歩として活用できそう。

「イベントの実行委員としてのチームの品質向上」と「イベント参加者のワークショップなどにおけるアウトプットの品質向上」のどちらにもコミュニケーションの量を増やすことは大切。それを実現する方法の一つとしてのアイスブレイクにフォーカスされたセッションだった。

FAJ:特定非営利活動法人 日本ファシリテーション協会 – ツール

※アイスブレイク集

一つ面白かったのは「人が無言になっても恐れない」というお話し。イベントの司会者⇔参加者の投げかけやチーム検討中のチームメンバ間の投げかけの際に、相手が黙り込んでしまう事を恐れてしまいがち。しかし、実は人が考えるときに静かになるのは自然なことなのでで「今は考えてるんだろうな」と時間を与えてあげて良いのだ、と言うもの。

本セッションでより一層ファシリテーターの重要性を感じた。

ファシリテーター – Wikipedia

株式会社アソビジ チームビルディング 教員研修 コミュニケーション研修

「クチコミ」が重要視される時代の企業イベントについて 増田 光俊

「クチコミ」が重要視される時代の企業イベントについて 増田 光俊 [MainB 16:45-17:15] | Event Festival Tokyo 2013

アジャイルメディア・ネットワーク株式会社増田光俊さん

アジャイルメディア・ネットワーク株式会社増田光俊さん

TIPS満載のセッションにメモしっぱなしの参加者

TIPS満載のセッションにメモしっぱなしの参加者

大きく二つにわけて説明された。

  • 企業イベントのポイント
  • 大規模イベントを回すコツ

アジャイルメディア・ネットワークとそのイベントや特徴について前半でお話しされた後に、そのイベントを成功に導くポイントやノウハウを惜しげも無く公開された。

ターゲットフォーカスや内容企画時のポイント、イベント前・イベント中・イベント後のちょっとした準備や作業は必見。

また、イベントを仕切る難しさと成功に繋げる方法と共に、共有されたテクニックは「なるほど!」というものばかり。

すぐに使えるTIPS集として、とても素晴らしいセッションだった。

Event Festival Event Tokyo 2013で登壇してきました。 | etekichi.com
※ご自身のblogにもエントリーされてました

Event Festival Tokyoで最も有用だと思ったワークショップ

各種セッションはイベントを開催している/開催を考えている主催者、参加しようと考えている人、それぞれが舞台裏の苦労話を聞くことで準備すべき具体ステップに触れることのできるセッションばかり。

どういった物をモチベーションに換えてイベントを続けているのかというアイデア、「こんなイベントもあるよ」というヒントや、「なぜ人がイベントに惹かれるのか?」を学んだり出来た。

ソーシャルマーケティング活用などインターネットや各種技術を用いた試み、世界的に展開されているサービスの活用やノウハウを得ることが出来るまさに”お祭り”だった。

イベントの運営

このEvent Festival Tokyoに参加する事で必要なエッセンスを目の当たりにすることが出来る。

例えば受け付け、各セッションのサポート、インターネット上の事前情報共有と事後の報告など。

対応内容毎に分けられた受付ブース

対応内容毎に分けられた受付ブース

この風船の下には自分のメッセージを書いたカードが会場スタッフによる写真を添えて取り付けられる。参加者は自分の写真付きカードを風船の下に取り付け、一つ他のカードをとり交流が出来るようになっていた。

風船下の針金でメッセージカードの交換

風船下の針金でメッセージカードの交換

カードの表面

カードの表面

カードの裏面(真ん中に写真を貼る)

カードの裏面(真ん中に写真を貼る)

各会場スタッフによる本部との密な連携がされる

各会場スタッフによる本部との密な連携がされる

当たり前ながらタイムキーパーもキチンと

当たり前ながらタイムキーパーもキチンと

Event Festivalは”お祭り”という事で手ぬぐい型に作られたスケジュール表が複数セッションへの参加者には役立っていた。

配られた手ぬぐいはスケジュール表

配られた手ぬぐいはスケジュール表

また、本イベントのハッシュタグ、各セッション毎のハッシュタグを用いてそれぞれが情報収集がしやすくもされていた。

ケータリングバトルとの連携

実は本イベントで提供されたランチやアフターパーティの食事は前日に開催されたケータリングバトル Event Festival Tokyo 2013で出店された「スゴいケータリング」によるものだった。

ランチ & アフターパーティーは予選を勝ち抜いた選りすぐりのケータリングを楽しみながら交流しよう! | Event Festival Tokyo 2013

ケータリングバトル Event Festival Tokyo 2013 | PeaTiX

ワークショップ

Event Festival Tokyoに次回参加予定の人がいれば是非「ワークショップ」を大切にして欲しい。

上記のようにイベント開催の基本に触れ、TIPSやノウハウを得て帰るのはもちろんのこと、参加者としてのワークショップでアウトプットの整理をすることが重要と考えた。

ワークショップは開始前、昼食前、終了時に計3回開かれる。

事前の準備に当たるワークショップ

事前の準備に当たるワークショップ

午前中参加セッションからの分析・評価

午前中参加セッションからの分析・評価

終了時に共有するワークシート

終了時に共有するワークシート

イベントの「成功」の定義ワークシート

イベントの「成功」の定義ワークシート

ファシリテーターのいる会場で様々な目的やキッカケで参加した見ず知らずの人と意見を交換できる場が与えられる。

このイベントに参加した前後に次のblogエントリーを見た。どこかのセッションで同じような意見が挙がったのかもしれないけど矢野さんのこのエントリーに書かれている視点は納得のいく物だった。逆にこのエントリーを読んで更に”イベント”への参加の見方が変わった気がするEvent Festival Tokyo2013だった。

ものづくりにっぽん: 講演する人は偉い人。という時代は終わりました。

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